腰の椎間板(ついかんばん)ヘルニア
腰が痛い、そしてその腰の痛みがなかなか取れない、お尻あたりもチリチリと痛みだす、足もだんだんしびれてくる、これは何かおかしいと感じて病院へ行くと椎間板(ついかんばん)ヘルニアと診断された。
それでも、状態がなかなか変わらなくて他に整体院、整骨院と治療院を探してみるけど治療院の考えがそれぞれある。
こつばんが原因?身体のゆがみが原因?筋膜(きんまく)が原因?などなど。
腰の痛みが取れなかったり、おしりや足にしびれや痛みがあったりと椎間板(ついかんばん)ヘルニアでお困りの方もこれは一体どうしたらいいのか、何が本当でどれが治るのかと悩むところでもあるかと思います。
そういうこともありまして、椎間板(ついかんばん)ヘルニアに対しての考えと当院の整体でどのようにアプローチしていくかを記載しておこうと思います。
椎間板(ついかんばん)ヘルニアとは一体どういう状態?
腰の骨の部分の解剖を簡単に説明
腰の部分にもある背骨ですが、この背骨は椎骨(ついこつ)という名前の骨がいくつも組み合わさってできています。
その椎骨(ついこつ)と椎骨(ついこつ)の間にあるのが椎間板(ついかんばん)と呼ばれるものです。
ヘルニアとは
ヘルニアという言葉は体内にある臓器が本来あるべき位置から脱出してしまった(飛び出した)状態のことです。
椎間板(ついかんばん)ヘルニアは背骨にある椎間板(ついかんばん)が飛び出すので、椎間板(ついかんばん)ヘルニア。
そして、その飛び出した椎間板(ついかんばん)がその近くを通る神経を圧迫することでしびれる、力が出にくくなるなどの神経症状も起こってくるということになってしまいます。
ヘルニアを日常のもので例えてみると
ヘルニアは医学用語なので日常にあるクッションやソファーでたとえてみます。
クッションであれば使い続けてクッションの一部分がやぶれて中の綿などが飛び出す状態。
ソファーであれば座り続けてソファーの一部分がやぶれて中身が飛び出す状態です。
ソファーやクッションの中身が飛び出す部分は座ったり、もたれたりして局所的な圧や負荷が繰り返しかかる部分で、痛んで、傷ついてもろくなった部分と思います。
逆に、ソファーやクッションにもたれたり座ったりしないのに勝手に中身が飛び出すことはないと思います。
ヘルニアは負荷や圧がかかっていたり、組織がもろくなったりすることで力学的に弱い部分から飛び出します。
身体に起こる椎間板(ついかんばん)ヘルニアでも同じことがいえます。
ソファーやクッションの中身が飛び出すように、その部分に局所的な圧がかかり続けたり、身体が弱くなったところから飛び出します。
椎間板(ついかんばん)ヘルニアは収まる?
椎間板(ついかんばん)ヘルニアが元通りになるとはいえませんが、飛び出した椎間板(ついかんばん)ヘルニアが身体に吸収されることで小さくなったり、飛び出さなくなることが分ってきています。
椎間板(ついかんばん)ヘルニアになったからもう治らない、もうダメだと思う必要はありません。
ただ、神経マヒなどの状態があまりに強かったりと良くないケースもありますのでなんでも大丈夫というわけでもありません。
滋賀県にある当院の椎間板(ついかんばん)ヘルニアに対しての考え方
1.椎間板(ついかんばん)ヘルニアになったその部分に負担のかからない身体の状態にしていく
椎間板(ついかんばん)ヘルニアはソファーやクッションのように力学的に圧や負荷がかかっていたり、力学的に弱くなった部分から飛び出します。
実際には背骨の周りには椎間板(ついかんばん)が飛び出さないようにしっかりと靭帯(じんたい)にも囲まれています。
安定した身体の状態であれば椎間板(ついかんばん)が簡単に飛び出すものでもありません。
椎間板(ついかんばん)ヘルニアになってしまった人は勝手になった訳ではなくて、そういう身体の状態だったということです。
仕事や生活習慣の影響もありますが、結果的に身体の機能が上手く機能せずにその部分に負荷がかかり続けて、身体が負荷に耐えることのできなくなってしまった状態だった。
そうなると、そのままの身体の状態であれば変わらず腰に負荷がかかり続けます。
飛び出した椎間板ヘルニア自体は身体に吸収されることで小さくなったり、飛び出さなくなる可能性がある訳で、あとは身体がそこに負荷がかからない状態にしていくことが大切です。
中には、筋肉を鍛えればいいとも考えられることもありますが、筋肉があっても腰痛が改善されない人もいます。
体を固定して支える意味合いのコルセットが慢性的な腰痛に効果がないとされていること(腰痛ガイドラインより)と同じようにただ筋肉を鍛えて強くなればいいということでもないとも考えます。
筋肉がない人でも腰痛が改善される人もいます。
身体が機能している状態、身体が安定する、支える、動かすといったことがしっかりと行える状態にしていくことが重要と考えます。
2.椎間板(ついかんばん)ヘルニアがあっても腰痛がない人もいます。椎間板(ついかんばん)ヘルニアのすべてが腰痛と関係があるわけでもない
椎間板(ついかんばん)ヘルニアが腰痛の原因である人もおられますが、腰にヘルニアがあっても腰痛がない人もいます。
当院でも実際に腰痛や足のしびれが強くてMRI検査をすると腰のヘルニアがあり手術の可能性を伝えられた方がおられましたが、施術をすることで身体の状態が改善。
その後に検査でMRIをしてみたところ、飛び出したヘルニア自体はそのままということもありました。
ヘルニアの状態も重要ですが、身体の状態を良くしていくことでお困りの状態が変わることはあります。
滋賀県にある当院の整体
当院の整体は神経にアプローチしながら、筋肉の機能を改善して身体が機能的に動くようにアプローチしていきます。
筋肉が身体を動かしたり、関節を保護します。
そしてその、筋肉に動きの命令を送るのは神経です。
神経が正しく筋肉に伝わらなければ、当然筋肉は正しく働きません。
筋肉が正しく働かなくなり、間違った使い方になっていくことで、局所的に負担もかかってきたりと身体の状態が悪くなり、身体が痛みだしてもきます。
当院の整体は神経と筋肉の関係をより良くしていくことで身体の状態を変えていきます。
神経を刺激することで身体のより深くにアプローチしていきます。
何らかの理由によって筋肉が正しく使えなくなった状態の弱くなった神経と筋肉のつながりを強くすることで、身体の機能を改善してお困りの身体に対応していきます。
腰のヘルニアで病院や整体院、整骨院へ行っても改善しないとお困りの方はたかおか整骨院にお声がけください。
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腰痛にコルセットの効果があるのか