胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)とは
首や鎖骨(さこつ)の周辺で神経や血管が圧迫されたり締め付けられたりすることで、首や肩、腕にしびれや痛み、だるさといった症状がでてくることを胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)といいます。
ひどくなれば握力が低下したり、手の細かな運動がしにくくなったり、さらにひどくなると自律神経系にも影響を与えて頭痛や吐き気といった体の不調につながるともいわれています。
今回は胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)とは一体何なのかについて考えてみます。
体はなぜしびれるの?なぜ、力が入りにくくなるのか?
正座を長くすると足がしびれてくると思います。
正座をすることで膝の裏の神経や血管が圧迫されることで足のしびれが起こったり、足の力が入りにくくなります。
このように、神経や血管が圧迫されたり、締め付けられるとしびれたり、ピリピリしたり、力が入りにくくなるなどの症状が出てきます。
神経や血管は筋肉の中を通っています。
筋肉が硬くなることで神経や血管を締め付けたり、圧迫してその先がしびれたり、ピリピリしたり、体を動かしにくいという症状が出てきます。
正座であればしびれてくると正座をやめることで神経や血管を解放できますが、筋肉が硬くなったりした際の締め付けや圧迫は正座のようにすぐにやめることが出来ないのでひどくなるとなかなか症状が解消されません。そして、この状態が解消されないことで症状がさらにひどくなっていくこともあります。
胸郭出口(きょうかくでぐち)ってどこ?
まず、胸郭(きょうかく)とは胸を囲む肋骨で囲まれるスペースのことをいいます。
その肋骨で囲まれるスペースの出口付近が原因によっておこる症状なので胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)ということになります。
実際の場所としては下の図の赤色の丸で囲んだ辺りになります。鎖骨付近、首周りや胸周りです。
この場所の筋肉が硬くなり、神経や血管が圧迫されたり、締め付けたられたりすることでその先の腕や手がしびれたり、痛みやだるさ、不快感といった不調が出てきます。
筋肉としては首では主に斜角筋(しゃかくきん)という筋肉、脇の周辺の小胸筋(しょうきょうきん)という筋肉が硬くなって神経や血管を圧迫する形となります。
胸郭出口症候群のなりやすい職業や生活習慣は?
長時間の座り仕事、デスクワーク、姿勢の悪さ、重い荷物を持つ人やなで肩の方に多いとされています。
スマートフォンによる不良姿勢は首や肩周りの筋肉が硬くなる要因の1つになります。


滋賀県守山市にある整骨院が考えるなぜ首回り、胸周りの筋肉が硬くなるのか?
当然、胸郭出口症候群の方は首回りや、胸周りの筋肉が、神経や血管を締め付けたり、圧迫するほど硬くなっています。
筋肉が硬くならなければこのようなことにならないのですが、なぜ首回り、胸周りの筋肉が硬くなるのか。
硬くなる部分に対してマッサージやストレッチをしても一時的には改善するかもしれませんが、また元に戻ってしまうことはよくあるのではないでしょうか?
筋肉が硬くなるにも硬くなる原因があります。
そこにアプローチできないと結局また硬くなってしまいます。
そもそもなぜ神経や血管をいじめる程に筋肉が硬くなってしまうのか。
骨格や体質、生活習慣もあり原因は1つではありませんが、結果的に体の筋肉の機能が上手く機能していないからと考えます。
体は筋肉で動いており、体を支えるといったことも筋肉で行っています。
ある筋肉が弱かったり、ある筋肉が機能していないと他の筋肉が必要以上に働く必要があったり影響を受けることになります。
体の筋肉の機能がうまく機能しないことで首回り、胸周りの筋肉が硬くなってしまうと考えます。
もちろん首や胸周り、肩周辺だけの問題でもなくて、腕や体、足の状態、仕事を含めた生活習慣も関わってきます。
姿勢の悪さも体の機能を落とすことにもなり首や胸周りの筋肉が硬くなる要因にもなりますのでご注意ください。
胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)のような状態でお困りの方は、日常生活の見直しと同時に日常にウォーキングやジョギング、簡単な体操といった運動やスポーツを取り入れてみてはどうでしょうか。
滋賀県守山市にある当院の整体
当院の施術は押したり、もんだりといったマッサージは行いません。
神経にアプローチすることで、体の筋肉の機能を向上させて、首回りや体の機能を改善していくことで腕や手のしびれ痛だるさや体の不調の改善にむけてアプローチしていきます。
胸郭出口と呼ばれる場所の神経や血管をいじめていた筋肉の状態も良くしていくことでお困りの状態の改善に向けてアプローチしていきます。
なかなか改善しない体の痛みや不調でお困りの方は是非当院へお越しください
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