平泳ぎひざと呼ばれる平泳ぎによるひざの痛み
平泳ぎによるひざの痛みは平泳ぎ特有の水を蹴りだすキックの使い方によって起こるという特徴があり、平泳ぎによってひざの痛みがでることを平泳ぎひざともいいます。
平泳ぎの選手はひざの痛みが70~80%とかなりの高い確率で起こるという報告もあります。
競泳として平泳ぎをしている選手は平泳ぎひざになるとなかなかひざの状態が良くならずパフォーマンスも上がらなかったり、何度もひざの痛みを繰り返したりと厄介なものにもなります。
今回はなぜ平泳ぎによってひざを痛めてしまうのか、どう対応していけばいいのかを考えてみたいと思います。
平泳ぎによるひざの痛みの原因は?
平泳ぎの際のキック、足で水をかき分ける時にひざの内側にストレスがかかります。
この時に、おかしなストレスとしてひざにかかってしまう使い方であれば、それを平泳ぎのキックのたびに繰り返すことでひざを痛めることになります。
平泳ぎのキックの際の足の使い方は初心者はウエッジキックと呼ばれる足の使い方です。
レベルが上がってくるとウィップキックという足の使い方に変わります。
特に、このウィップキックがうまくいかない場合にひざの痛みへの影響が大きくなります。
ウィップキックがうまくいかないことによってひざの内側に繰り返しストレスがかかり続けてひざの状態が悪化、ひざの痛みへと移行していきます。
痛みの場所としてはひざの内側(内側のじんたい)やひざのおさらの下の内側あたりを痛めます。
平泳ぎのキック方法は大きく2種類!ウエッジキックとウィップキック
ウエッジキック
初心者はこちらから始めます。
カエルのような足の使い方なので別名カエル足といわれています。
足で水をかく時、足を引く時にひざを広げて、広げた両足を引きつけながら足の裏で水を蹴り出す方法です。
ウィップキック
レベルが上がるとこちらの使い方になります。ウィップとはムチのことで、ムチを打つように足をしならせて使うのが特徴です。
足で水をかく時、足を引く時に、ウエッジキックと違ってひざを広げずにひざを曲げていき、足の裏で水を蹴りだします。
後ろから見ると足の形がWのようにみえます。
こちらのウィップキックがうまく使えずにひざの内側におかしなストレスがかかり続けてしまうとひざを痛めることになります。
平泳ぎひざへの予防策は平泳ぎのキックの方法?
ウイップキックをする際の股関節の角度によってひざを痛めやすいといわれており、股関節の使い方も重要になってきます。
ウィップキックのリカバリーの時にひざが外に開いてしまうと、そこから水を蹴りだす際にひざの内側にねじれのストレスがかかりやすいといわれています。
ただ、ひざの角度が狭すぎてもひざにストレスがかかるともいわれています。
コーチや指導者の指導のもと平泳ぎのキックのフォームチェックも行ってみてください。
股関節の可動範囲も必要になります。
ウォーミングアップや別の時間に股関節の回旋(かいせん)系のストレッチを取り入れてみるのも1つです。
※リカバリー 平泳ぎのキックした足を戻す動作
平泳ぎひざの症状と痛みの場所
まずひざの痛みの場所として、ひざの内側に痛みが起こってきます。ひざの内側、ひざのおさらの下周囲が痛みます。
初めは平泳ぎをした時のみのひざの痛みや平泳ぎをした後ひざの痛み。
これがひどくなってくると日常の立ち上がりの時にひざが痛くなったり、階段の上り下りといった日常生活にもひざの痛みが出てきます。
平泳ぎによってひざに痛みが出た場合はどうしていけばいいのか?
水泳の練習中や練習後によるひざの痛みだけであれば、練習量を落としたり、ウイップキックでない泳ぎ方をしたり、クロールなど違う種目の練習に変えたりとひざの痛みの様子をみていくことも可能です。
これによってひざの痛みが落ち着いてくれば、平泳ぎを徐々に再開したり平泳ぎのキックのフォームを見直してひざに痛みの出ないキックの方法へとアプローチされるのも1つです。
ただ、ひざの痛みが強くなったり、日常生活にもひざに痛みが出るようであれば練習を休むといったことが必要なこともあります。
平泳ぎひざを身体から見てみる
平泳ぎによるひざの痛みの原因は、平泳ぎのキックによって、ひざにおかしなストレスがかかり続けることでひざを痛めてしまいます。
そのキックの使い方は腰や股関節、ひざを含めて下半身がうまく使えていないことが問題でもあります。
ひざの痛みが取れればそれでいいというケースもありますが、何度もひざの痛みを繰り返すという選手は身体の状態を変えていくことも必要になってきます。
滋賀県守山市にある当院の平泳ぎひざに対する整体
まずは、ひざの状態のチェック、ひざや股関節の身体の状態、腰の状態もチェックしていきます。
当院の整体は筋肉に対する神経の伝達を良くすることでひざの症状の消失へとアプローチしていきます。
平泳ぎをする際にひざの内側の靭帯(じんたい)や組織に無理な刺激が加わり続けて結果ひざの内側をいためてしまうことが平泳ぎひざの原因です。
多くの治療院は筋肉や関節にアプローチすることがほとんどです。
そして、それでも良くならないことも数多くあります。
体を動かしたり、関節を保護するのは筋肉の働きですが、その筋肉に動きの命令を送るのは神経です。
その神経がうまく筋肉に伝わらないと筋肉がしっかりと働かずに、結果身体を痛めてしまうことになります。
当院の整体は筋肉に対する神経の伝達を正常化にしていくことで、キックをする際に足が滑らかに使えるようにすることで、平泳ぎの足の使い方でひざの内側に負担がかからないようにアプローチしていきます。
また、平泳ぎによるひざの痛みはひざだけでなく腰、股関節、を含めて下半身がうまく使えていないことも問題です。
腰、骨盤(こつばん)、股関節を含めてひざが下半身とのつながりの中でうまく使えるように、こちらも神経と筋肉の状態を向上させていきます。
水泳によるひざの痛み、ひざの痛みが治療しても良くならないとお困りの方はたかおか整骨院にお声がけください。
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