足の痛みに足底板(そくていばん)のアプローチを辞めた理由
足の裏の痛みやひざの痛み、足の痛みに当院も足底板を使って対応していた時期もありました。
ですが、現在は足底板は一切使っていません。
足底板のアプローチを辞めた理由は単純に現在の整体の方が効果があるからです。
ただそれだけではしっかりとした理由も伝わりませんので順を追って説明してみようと思います。
足底板(そくていばん)、インソールよるアプローチとは
足底板(そくていばん)はインソールともいいますが、靴に中敷きをすることで体の痛みに対応していくアプローチのことです。
立つ、歩く、走る時に人は足から地面に接地するので、足の状態は体に影響を与えます。
足底板によるアプローチとしては、足のアーチが崩れている人に対して足底板によってその部分を補正するといったことがよくされます。
足底板を使われるケースとしては足底腱膜炎(そくていけんまくえん)をはじめとする足の裏の痛み、かかとの痛み、膝の痛みに使われることが多く、スポーツ選手も自身の足型に合わせた足底板を作る選手もいます。
以前は足底板(そくていばん)によるアプローチも行っていました
当院も足底板によるアプローチを行っていた時期もありました。
足底板は立った状態や座った状態の静止状態で足型を合わして作製されることが多い思います。
足のアーチ(縦アーチ、横アーチ)が落ちているとしてそのアーチを埋めに行くことが多いのではないかと思います。
崩れたアーチを埋めることでその部分が使えるようになるのでこれはこれで効果があります。
ただ、当たり前ですが人は動きます。動くとその動きに合わせて足の形も変わります。
歩く時であれば足が地面に着く時と足を蹴り出す時、スポーツでは横の動きといったことなど足の形がその都度変わります。また、人は右足と左足で足の動きも違います。(例えば右足はまっすぐ動くけど、左足は少し開きぎみに動くケースなど)
人の動きによって足の形も変わるので、立った時は体に合っていたとしても動きの中で合わなくなることもあります。
入谷式足底板理論
人によって骨格の違いや歩き方に違いやくせもあり、一人一人足の状態は違います。
入谷式足底板といって、足の状態は当然ですが、立ち姿勢や片足で屈伸をしてもらったり、歩く、走るといった動作を観察しながらアプローチする足底板の手法があり、その理論を学び、足部の状態、静止状態、人の姿勢や歩く動きを観察しながら足底板によるアプローチで対応していた時期もありました。
そして、ここで学んだ一つに人の身体はインソールによって高くしたり、低くしたりする部分でも紙1枚分の厚さですら良くなったり、悪くなったりするということです。
紙1枚分で変わります。
それくらいデリケートなものでもあります。
施術に対する考え方の変化
もちろん足底板で体の痛みや体の状態は変わることはあります。
結果痛みが取れたり、体が良くなるのであれば足底板によるアプローチでいいと思います。
ただ、体の機能が回復して痛みや体の状態が改善されるのであればそれが1番いいはずです。
道具に頼らずにその人がもつ機能を改善していくことが大切と考え方が大きく変わりました。
滋賀県守山市にある当院の考え
足の状態が崩れてしまっていることも足の機能が低下しているわけです。
そして、その機能が低下していることにも原因があるはずです。
足底板ではその機能を補正するわけですが、当院では足の機能を向上、改善させることに向けて施術に当たります。
中には、足の機能を向上させて、足底板もすればいいのではと思う方もいるかもしれませんが、せっかく機能が良くなったのならその機能を使うべきなので、足底板で補正されるとかえって高めた機能が使えません。
足底板が体にマイナスに働くこともあります。そういうこともあって当院では足底板によるアプローチはやめました。
もちろん足底板によってお困りの症状が改善することはありますので当然そこは利用してもらえたらと思います。
ただ、中には足底板をすることででかえって悪くなることもあります。
足底板をすることで体のバランスが崩れることももちろんありますのでそこは、ご自身の足型に合わせた足底板をしたから良いのではなくて体と向き合ってみることも大切とも思います。
足の痛み、足のうらの痛みが足底板をしても改善しない病院や整体、整骨院へ行っても改善しないと日常生活にお困りの方は当院へお声がけください。
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足底筋膜炎