足の痛みや障害、足の裏のトラブル
足の痛みや障害、足の裏のトラブルといわれるものはいくつもあります。
足の親指が曲がる外反母趾(がいはんぼし)、足の小指が曲がる内反小趾(ないはんしょうし)、足の裏のかかと付近が痛む足底腱膜炎(そくていけんまくえん)、足の裏の指の付け根あたりが痛んだり、しびれたりするモートン病といったものが有名です。
また、足の裏のタコ、うおのめといったものもあります。
そして、足の状態が良くないといわれるものとして偏平足(へんぺいそく)や浮き指(うきゆび)といったものも有名です。
こういったことは靴の影響もありますが、結果的に足の機能が落ちてしまっていることが原因です。
※浮き指は医学用語ではありませんが、足の障害としてドクター間でも使われることもあります。また、足の指が使えていないこの状態は良くはありません。
足の裏の状態と身体との関係性
立つ、歩く、走る、といった時、人は足から地面に接地します。
ということは足の裏が機能していないと足の裏だけでなく身体に影響も与えてきます。
足の裏の機能が低下していることで、足の裏や足が痛むと同時にひざや股関節、腰、肩、首と他の個所にも痛みが発生したり、身体が疲れやすいといったことにもつながってきます。(もちろん身体は足裏の状態だけが良ければいいというわけでもありません。)
治療院の中には足裏の状態が大切ですということで足底板といったインソールをされるところもあると思います。
こちらもアプローチの一つとは思いますが、当院ではその人がもつ身体が機能していくことがなにより大切と考えています。
足の裏の機能向上のトレーニング
足の指がしっかり使える、足の裏が機能することは重要です。
トレーニングで全て解決できるわけでもありませんが、今回は足の裏の機能向上に役立つトレーニング3つを個人的に選んで順位形式にしてみました。
(当院でトレーニングを行ってもらうことはありません。)
合わせて足の裏の痛みを余計に悪化させる可能性があるものも載せておきます。
足の裏の痛みが悪化すると考えられるもの
テニスボールで足裏を刺激
足の裏を指やテニスボールで押したら痛くてきもちいいと思う人もおられると思いますが、強すぎる刺激は身体の組織が壊れて、痛んで余計に痛くなる可能性もあります。
実際にテニスボール押しをして足裏の痛みが悪化した人もよくおられます。
また、筋肉が硬くなることがダメだという考えにしても、硬くなるのは、足の機能がしっかり働いてなかったり、バランスが偏ってその箇所に負荷がかかり過ぎているからです。
押したところでもんだところで身体の機能は向上しません。
からだのバランスや身体の機能を高めていくことが大切と思っています。
※中には病院等のリハビリでも使わることもあるのでその際はしっかりとその先生の指導の下行ってください。
改めまして
3位 タオルギャザー
床にタオルを置いてそのタオルを足の指でたぐり寄せるエクササイズです。
整形外科に行ってこちらを教わった人も多いのではないかと思います。
こんなことでトレーニングになるのかと思う人もおられるかもしれませんが、大切なことは筋肉を使ったり、筋肉を収縮させることです。
使うことを忘れた筋肉は日常で働けません。
そういった意味では、筋肉に刺激を与えるということではいいトレーニングと思います。
これに効果を加えるなら、かかとの下に物を置いて、その物にかかとを載せて、少しかかとを上げた状態でこちらを行うと足の裏の中にある内在筋(ないざいきん)といって足のアーチに重要な働きをする筋肉をより刺激できるアプローチになります。
ただ、これだけでは足裏で身体を支持するほどの機能改善は難しいのではないかとも感じます。
足の裏で身体の体重を支えないといけないからです。
2位 足の内在筋(ないざいきん)、足の裏の重要な働きをする筋肉のエクササイズ
足の裏の中にある内在筋(ないざいきん)といわれる、足の裏の重要な働きをする筋肉のトレーニングです。いくつかバリエーションがあります。
・足首を動かさずに足の指を動かしてください。
・1~4までで十分ですが他にもいくつか追加しておきます。
・キープする必要はありませんので、こちらの動作を10回程度繰り返してみてください。
・指が動かしづらい方は手でサポートしてください。
1.人差し指から小指までは床につけた状態で、親指だけ上に上げる
2.親指を床につけて、残りの指(人差し指から小指)を上に上げる(1の逆)
3.親指と小指を床につけた状態で残りの指を上に上げる
4.足の指を目一杯広げる
追加メニュー(良ければ行ってみてください)
5.小指を床につけて残りの指は上にあげる(下の図は足首から動かしているようにみえますが足首は動かさずに行ってください)
6.足の小指を床につけたまま、薬指→中指→人差し指→親指と順に床につけていく。(図の薬指、中指、人差し指は床から浮いてますが浮かさずに行ってみてください。)
7.小指を床につけた状態で、親指を床にタッチする(足首はできるだけ動かさずに行う)
立ってすることもできますし、座った状態ですることもできるエクササイズです。
若い人やスポーツ選手は目安として1~4を10回3~4セットとしておきますが、ご年配の方は回数やセット数は減らしてください。
すぐに結果は出ませんので継続して行ってください。
足の裏の機能向上に役立つトレーニングです。
普段使ってない動きで足の裏がいい意味で痛くなるのではないでしょうか。
1位 ショートフット
やり方
1.足の指先から足の指の付け根までは地面につけた状態にする
2.足の指の付け根から足のアーチを上げます。(指先から足の裏のアーチをあげるのでなく、指の付け根から上げる。)
初めて行う時は大変難しいとも思いますが良ければ挑戦してみてください。
偏平足(へんぺいそく)が改善されたり、足の裏の機能が向上するエクササイズとされています。
全てのトレーニングで痛みが出ることがありましたら必ず中止して下さい。かえって痛みが悪化することもあります。
すぐに効果は出ませんが継続して効果を出してもらえたらと思います。
興味を持ってもらえるようにと勝手に順位をつけましたが、順位は気にせず組み合わせて行ってみてください。
特に1位と2位の組み合わせはおすすめします。
ただし、足の裏に痛みがある方は炎症を助長してより痛みが出ることもありますので、行う際は回数は少なめにしたり、痛みが出るといったことがあれば無理せず中止してください。
滋賀県守山市にある当院の整体
今回は足の裏が使えるようになる、おすすめの足のトレーニングとして紹介してみました。
当院の整体による施術は、神経を刺激することで、使えない筋肉を使えるようにしたり、身体の神経の伝達を良くすることでお困りの症状を改善していく施術となります。
上記のエクササイズとは全く異なります。
なかなか改善しない足裏の痛み、身体の痛みや不調でお困りの方はたかおか整骨院にお声がけください。
足の裏の痛み、足の裏の施術に関してはこちらからどうぞ
足底筋膜炎